BCPGジャパン、静岡県御殿場市における営農型太陽光発電所の操業を開始
御殿場1・2太陽光発電所全景

2018年6月6日 - ビーシーピージージャパン株式会社
<<報道資料>>

休耕農地を活用し、合計4MW(2MWを2ヶ所)の発電所を建設

ビーシーピージージャパン株式会社(本社:東京都港区、以下BCPGジャパン)は、静岡県御殿場市駒門地区において、当社としてそれぞれ7、8ヶ所目の太陽光発電所となる、御殿場1太陽光発電所と御殿場2太陽光発電所を完工し、2018年4月16日から商業運転を開始しました。

当発電所は、御殿場市の63名の個人所有である67,585平米の農地に建設された、BCPGジャパンにとっては初の営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)です。 2つの発電所の発電容量は合計4.4MW DCとなり、約1,100世帯の消費電力量に相当すると推定しています。 また、営農型太陽光発電所としては、日本最大級の発電規模となります。 当施設は株式会社日本エナジーバンクが元請、株式会社京セラソーラーコーポレーション、株式会社奥村組が設計・施工を実施し、太陽光パネルは中国Trina Solar社の335Wの太陽光発電パネル13,176枚を、中国ファーウェイ社の分散型パワーコンディショナー118台に接続、発電した電力は固定買取価格制度を活用して、東京電力株式会社に全量売電します。

営農作物については様々な植物を検討した結果、他の地域でも実績があり、神事や仏事に使用されるヒサカキを選択し、約13,000本の苗木を植栽、約3年後からの収穫・出荷を予定しています。ソーラーシェアリングを実施するにあたり、農作業に必要となる、パネルの最低地上高2mを確保し、10cmのスリットをパネル間に設けることにより、パネル下の営農のための一定の日射、雨水の確保を図っています。

BCPGジャパンの代表取締役社長、サイアムチャイ・パーワンは以下の通り述べています。
「弊社は2010年の会社設立以来、一貫してメガソーラー発電所を中心に再生可能エネルギー発電所の開発・建設・操業に注力して参りました。 今回の御殿場1および2太陽光発電所プロジェクトは弊社にとって初めての東京電力管内のプロジェクトであり、また最初の営農型太陽光発電所となります。当発電所の完成により、弊社が所有する発電所の最大出力合計は約44MW(DC)となります。弊社は今後も、今までに蓄積したプロジェクト開発、建設、操業、保守、ファイナンス、そして今回の御殿場プロジェクトにおける営農型太陽光発電所のノウハウを活用し、より安全かつクリーンな再生可能エネルギーの普及を推進します。」

御殿場市の若林洋平市長は、以下のようにコメントしています。
「霊峰富士の東麓に位置する御殿場市は、新東名の開通や新たな観光・宿泊施設の整備も進む中、定住・交流・滞留人口、有効求人倍率、合計特殊出生率がいずれも高水準を維持し、民間調査による住みやすさランキングも県内1位、市民満足度調査においても高い評価をいただくなど、本市を取り巻く環境には大きな追い風が吹いております。

地球温暖化対策や自然環境保護への取り組みは自治体にとって不可欠なものとなっており、御殿場市でも平成27年11月に駒門周辺地域エコシティ化事業として、静岡県内陸フロンティア推進区域の指定を受け、再生可能エネルギーの活用や環境への負荷軽減などのモデル事業に取り組んだことを契機に、現在全市的にエコガーデンシティ化を推進しております。今回の営農型太陽光発電所は温室効果ガスの排出削減および地球温暖化対策にも貢献するばかりでなく、(県内では)最大規模の発電と農業生産を共有する取り組みで、遊休農地の有効活用を図ることで、健全で持続可能な農業経営が期待できます。」

ビーシーピージージャパン株式会社について

ビーシーピージージャパン株式会社は、タイの石油関連企業、Bangchak Corporation Plcの再生可能エネルギーに特化した子会社、BCPG Public Company Limited(本社:タイ王国)の実質的100%子会社です。日本および北東アジア地域における太陽光を主とする再生可能エネルギー発電事業の開発・建設・操業を実施します。

BCPGについて

BCPG Public Company Limited (BCPG)は、Bangchak Corporation Plcのグリーンパワービジネスグループに属する子会社です。

当社はタイ国内および海外で再生可能エネルギーによる発電事業への投資に従事しており、2020年までに太陽光、風力、地熱、バイオ発電等のさまざまな再生可能エネルギー発電の総容量1,000メガワット達成を目標にしております。

BCPGは、2016年9月28日にタイ証券取引所に上場(IPO)し、全株式の約30%を株式公開いたしました。 Bangchak Petroleum Public Company Limited は、残りの約70%を保有しています。

Bangchak Petroleumについて

環境と社会の協調の中で、継続するビジネス開発を実施するというビジネスカルチャーのもと、Bangchak Corporation Plc (BCP)はエネルギービジネスを実行するために1984年に創設され、ビジネス価値と社会的・環境的な価値のバランスを目標にして、努力を続けています。 この目標達成のためにBCPは充分な経済哲学、コーポレート・ガバナンス、社会的責任コンセプトを、ビジネスマネージメント目標達成に適用しています。Bangchakは、国内のエネルギーを確保し持続可能な価値を成長させるために、国際的な投資をすでに開始しています。

お問い合わせ先:
(日本)
報道関係の方
ビーシーピージージャパン株式会社 広報事務局(有限会社アンビローグ内)
Tel:03-6454-6930